秋冬の車中泊はスーパー銭湯がおすすめ!「湯YOUパーク 湯花楽 秦野店」レビュー 何度もリピートする理由と気になる点

車中泊スポット

今回は我が家お気に入りの車中泊スポットをご紹介。キャンピングカーを手に入れて約1年半の間に、もう10回以上はリピートしているヘビロテ車中泊スポットだ。

ちなみに今回紹介する車中泊スポットは、キャンピングカー愛好家のための有料会員クラブ・くるま旅クラブの「湯YOUパーク(ゆうゆうパーク)」の施設で、くるま旅クラブ会員でないと利用できないのであしからず。

●くるま旅クラブについてはこちら

●湯YOUパークについてはこちら

車中泊旅というよりは、ただ単に温泉施設を楽しみ、その後キャンピングカーに泊まるだけ、というものだが、こんな気楽なキャンピングカー活用法も「ならでは」だと思う。とくに秋、冬におすすめの車中泊スポットだ。

★会員じゃなくてもOKなスーパー銭湯の車中泊スポット 極楽湯三島店

我が家が「湯YOUパーク 湯花楽 秦野店」をリピートする理由

神奈川県秦野市にある温浴施設に併設の湯YOUパーク「湯花楽 秦野店」が我が家のヘビロテ車中泊スポット。湯花楽=ゆからく、と読む。

湯花楽 秦野店

我が家から近く、割と手ごろな価格で温泉+キャンピングカー車中泊を楽しめるとあり、お気に入りのスポットとなっている。具体的なお気に入り理由をざっと挙げると下記の通り。

①車中泊滞在時間中は、お風呂・施設に何度でも出入り自由
②朝風呂にも入れる
③サウナがあって熱波師がいる(男性用サウナのみ)
④高濃度炭酸泉風呂がある
⑤ミラバスがある(女湯のみ)
⑥食事がまあまあおいしい
⑦周辺にスーパーや飲食店などが充実
⑧2F「癒心-yukokoro-」に中低温サウナあり(別料金)、小学生以下も入れるようになった※

①車中泊滞在時間中は、お風呂・施設に何度でも出入り自由

最大のヘビロテ理由はこれ。正確にいうと「これだった」に近い(過去形の理由は⑧参照)。

湯花楽 秦野店に行くと、夫はサウナを満喫したい、子供はお風呂はそこそこでゲームしたい、私はお風呂に出たり入ったりしながらお酒も飲んでゆっくりしたい、と行動がバラバラ。

休憩所で待ち合わせをすることが多くなるが、湯花楽 秦野店の一般入浴料金で利用できる休憩スペースがけっこう狭いのだ(食事処除く)。

となると、湯上りにゆったりするのはキャンピングカー車内のほうが気楽。特に子どもは。というわけで、出入り自由なのは大変ありがたい。

出入りはチェックイン時に貸してもらえるパウチカードを見せればOK。基本は1枚だけど、お願いすれば2枚貸してもらえることもある。我が家は男女の行動の差がありすぎるので、2枚あると便利なのだ。

周囲には飲食店や大型スーパーもあるので、そこで食べたり飲んだり買ったりして、キャンピングカーでくつろいで、またお風呂へ、という事もできる。

ちなみに湯花楽 厚木店にも湯YOUパークがあるが、こちらは出入り自由ではないので要注意。

②朝風呂にも入れる

①でも紹介した通り、車中泊滞在中は施設の出入りが自由。湯YOUパークのチェックアウトは10時、そして湯花楽 秦野店の土日祝営業は7時から。というわけで朝風呂にも余裕で入れる。

普段は朝風呂派だし、さっぱりして帰途に着きたいので、これも重要なポイント。

③サウナがあって熱波師がいる

これは夫にとって最大の魅力であると思われる。

1F男性用サウナでは毎日、熱波師によるアウフグースが行われている。さらに土日祝は有名熱波師が登場し、1F男性用サウナだけでなく、女性用サウナ、そして2F「癒心-yukokoro-」でもアウフグース熱波が開催されているとのこと。

個人的にはサウナに長々いることができないし、ととのったこともないし、アウフグースの意味もよくわからず書いている。が、サウナ好きの夫にとっては、たまらないイベントなのだそう。
(熱波を浴びると尋常じゃない発汗があり、それがいいと夫談)

④高濃度炭酸泉風呂がある

いまや各地のスーパー銭湯にあり、好きな人も多い高濃度炭酸泉風呂。我が家もご多分に漏れず高濃度炭酸泉好き。なぜなら疲れが取れて、その日の夜は深く眠れる気がするから(気だけかもしれないが)。

湯花楽 秦野店の湯舟では、高濃度炭酸泉風呂か下で紹介する「ミラバス」の2つに繰り返し入っており、ほかの湯舟はあまり利用していない。

⑤ミラバスがある

これは女湯のみ。女湯には熱波師が来ないので、これが導入されたのだろうか。

「ミラバス」とは、


入浴するだけで美肌に。毛穴の奥まで届くマイクロバブルを生成し、お肌の老廃物を優しく取り除き健康的でつややかな美肌にします
(湯花楽 秦野店HPより)

とのこと。

そもそもマイクロバブルを知ったのは、だいぶ昔に犬をペットサロンでシャンプーしてもらった時。皮膚や毛穴の奥までアプローチし、においや汚れを解消できるマイクロバブルシャワーをしてもらった。

これ、人間用もあるといいのにと思っていたら、このミラバスが同じような効果があるみたい。清潔に&美肌になれると信じて、入り続けている。効果は「?」だが……。

⑥食事がまあまあおいしい

「まあまあ」と書いたのは、好みや個人的感想になるから。我が家では好評だ。

夫はいつも「サ飯」の「シン・ロウリュウチャーハン」、子どもは「かつ丼」、私はフライドポテトなどの酒のつまみを。先日、初めて「五目あんかけラーメン」を食べたが、こちらもおいしかった。

またホッピーはナカとソトをそれぞれ注文できるのもうれしい。

⑦周辺にスーパーや飲食店などが充実

徒歩圏内に飲食店やスーパーなどがあるのも、キャンピングカー旅では重要なポイント。

まずすぐ近くの、はだの桜みち沿いに、「らーめん とんちんかん」「ラーメンショップ 渋沢店げんき」「大衆酒場 凛太郎」という、店構えのいい3店が並んでいる。

混雑していて、まだ外から眺めることしか出来ていないが、ローカル感があって非常にそそられる。いつか入ってみたい。

もう少し足を延ばせば、ほかにも飲食店の類がありそう。おいしい中華料理の店があると聞いたこともある。

さらに徒歩3分ほどのところには、神奈川が誇るお得スーパー「ロピア」の渋沢店がある。ここのロピアがすごい。

我が家やいつも利用している神奈川県某市のロピアと違うのは、“試食が試食じゃない”こと。コロッケならまるっと1個、巻きずしも切っていない1本がまるっと試食品として手渡される。

以前、子どもと2人で試食コロッケをもらったとき、家族で1個だろうと立ち去ろうとしたら、子どもの分まで2個もいただいてしまった。ほかにもいくつかのコーナーで試食品を配っており、試食だけで一人分一食が賄えてしまうのでは?というほど。せせこましい話だが、こういう太っ腹な感じが好きだ。

そして買い物で重要なことがひとつ。冷えた酒を買うなら、こちらもすぐそばにあるドラッグストア・クリエイトへ行くこと。ロピアには冷えた酒類が売っていないので要注意だ。

飲食の選択肢が豊富なので、困らないどころか楽しみでさえもある。

余談だが、徒歩7分のところに「JAはだの・じばさんず」があり、こちらは翌朝に地物野菜などを買えるスポットとしておすすめ。

⑧2F「癒心-yukokoro-」に中低温サウナあり(別料金)、小学生以下も入れるようになった

湯花楽 秦野店の2Fには、中低温サウナや1万冊の漫画、休憩所などを備える「癒心-yukokoro-」(別料金)がある。

我が家が湯花楽 秦野店を利用し始めたころは、《小学生以下は利用不可》となっていたので利用した事がなかった。

が、いつの間にか子どもの利用も可能に。小学生以下は館内着なし・漫画利用可・ファミリールームのみ利用可、と制限があるが、お金を払えば子どものくつろぎ場が増え、かつ大人は中低温サウナが楽しめる。

ファミリールームはちょっと狭めで暗めだけど、ビーズクッションなどがありゴロゴロでき、家族一緒に居られるので安心だ。本当は半個室でくつろぎたいけれど仕方なし。

ちなみに。漫画や雑誌を1万冊完備しているが、どうも私好みの漫画が少ない。これも致し方なしだが。

……と、この2Fを利用してみたら、施設とキャンピングカーの行ったり来たりが格段に減った。使用料はかかるが、こちらを利用するのもあり。子どもの年齢や飲食をどうするかで使い分ければいいかと思う。

湯YOUパーク 湯花楽 秦野店の気になる点

いままで良き点を中心につづってきたが、もちろん気になる点もある。大きくは下記の一点+α。

深夜のトイレ問題

RVパークはトイレ併設(または近隣)だが、湯YOUパークは必ずしもトイレ併設というわけではない。というのも、キャンピングカーにはトイレ完備が多いからなのかもしれない。

右手前が我が家の車。左奥の方にファミリーマートがある

湯YOUパーク 湯花楽 秦野店も同様で、施設営業時間内は館内トイレを利用できるが、営業時間外は徒歩3分ほどのところにあるファミリーマート 秦野ひらさわ店(24時間営業)のトイレを貸してもらう事になる。

湯花楽 秦野店の営業時間は平日9時~最終入館23時30分(土日祝は7時~)。施設内のトイレに行くのとファミマのトイレを借りるのも距離的にはそこまで変わらない。なのでこちらでの営業時間外トイレ使用については多少気になる程度だ。

ただ、お腹の調子が悪い時などは、けっこうシンドイと思う。また歯磨きなどの洗面は控えたほうがいいし、トイレを借りたからには買い物のひとつでもしておきたい(我が家は朝用のカフェラテを買うようにしている)。

実は湯YOUパーク区画のすぐ横に小さい公園のようなものがあり、仮設トイレが設置されている。

男女別に分かれていたが、夜は暗くて怖いし、使用していいものかどうかわからないので使ったことはない。もしかしたらその脇にあるフットサルコートのトイレなのかも? 

いま改めて写真を見たら、湯花楽の名前も入っている。まあとにかく深夜利用は個人的にはちょっと怖い。

大きく気になるのはこのくらい。

2区画のみ。サイトは狭い

あと細かい事だが、湯YOUパークの区画数が2区画だけで、そのうち電源サイトは1区画のみ先着順。家庭用エアコンを積んでいて外部電源利用必須の場合は、ちょっと心もとないかもしれない。

区画は車1台分という感じで余裕スペースはあまりなし。車外でのテーブルやチェア展開は不可のようだ。そもそもその余裕がない。

もう1台のサイトと隣りあわせとなっているのがやや気になる点だが、スーパー銭湯の駐車場の一画なので仕方ないか。なお、大きな道路に面していないので、走行音は気にならなかった。

またすぐ近くに民家があるので、深夜のドアの開け閉め音などには気を使いたいところだ。

利用料金について

湯YOUパーク 湯花楽 秦野店の車中泊料金は、くるま旅クラブのスタンダード会員1泊・1台につき
2000円〜、プレミアム会員1泊・1台につき2000円。

湯花楽 秦野店の料金は、一般入浴料が平日900円/土日祝1000円(大人)。

参考までに、秋の週末(金・土曜)に家族3人で利用した際の料金を掲載しておく。飲食費は別途かかる。

●金曜宿泊利用料金●
車中泊料金 2200円
湯花楽平日会員入館料(800円×2名) 1600円
湯花楽子ども入館料 400円
2Fサウナ利用券(600円×2名) 1200円
2Fサウナ子ども利用券 300円
合計(税込) 5700円

超お手軽キャンピングカー旅におすすめ

旅というほどのものではないけれど、気軽にキャンピングカー車中泊が楽しめる湯YOUパーク 湯花楽 秦野店。ただただスーパー銭湯を楽しむだけ。でもスーパー銭湯の駐車場で1泊できれば、運転手でも前日の夜はお酒が飲める。そして秋冬はほっこり温まれる。こんな気軽な楽しみ方もいいではないか。

上で紹介した利用料金は2Fサウナ込み、平日週末料金で湯花楽会員価格になるが、入浴料込み家族3人の料金としては、なかなかお得感のある金額なのでは?と思っている。

前述した通り、湯YOUパークの利用はくるま旅クラブ会員限定になるけれど、会員になるとさまざまな施設利用や割引サービスなどがあるので、キャンピングカー乗りは入っておいて損はないように思う。キャンピングカー旅の幅が広がるのでおすすめだ。

湯YOUパーク 湯花楽 秦野店

〒257-0015 神奈川県秦野市平沢295-2
スタンダード会員1泊・1台につき:2000円〜
プレミアム会員1泊・1台につき:2000円
チェックイン:16:00~23:00
チェックアウト:~10:00

湯YOUパーク施設情報|湯遊三昧 湯花楽 秦野店(神奈川県)|くるま旅サイト
日本RV協会とくるま旅クラブがおすすめする車中泊施設。湯遊三昧 湯花楽 秦野店(神奈川県)のご案内です。
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